2016年度 大阪市立大学 理系数学第4問
問1
袋について考える。このとき、赤球をちょうど回取り出す確率は
したがって、は
問2
について
したがって、
(区分求積法より)
問3
はである整数であるが、この等式が成り立つときである。
以上より、整数がのとき、が示せた。
2016年度 大阪市立大学 理系数学第2問
問1
よって、示せた。
問2
からはの関数
からはの関数である。
したがって、を固定して平面における断面から体積を求めたほうがよさそうである。
よりである。したがって、であるでを固定する。
すなわち、とすると
を考慮すると
を考慮して
したがって、断面積はである。
体積Vは
とするとであるから
ここで、とすると問1の結果より
より
したがって、
2018年度 関西大学 理系数学第4問
小問集合です。
(1) 数列
とする。このとき、漸化式は次式で表される。
この漸化式における特性方程式について解く。
漸化式は次式のように変形できる。
ここで、である。
(2) 解と係数の関係
3次方程式の解と係数の関係より
であるから
(3) ベクトル
OPは正方形の折り紙を上図の破線で折り返したときのOAと重なる。したがって、
は上にあるので正の数を用いて次のように表される。
より、
より、
のとき、PはOについてDと反対側にあることとなるため、である。
したがって、
(4) 確率
7枚のカードの中から4枚取り出す場合の数は通りである。
ここで、取り出した4枚のカードのうち、6, 7が含まれる場合、A=6&B≦5
6または7が含まれない場合、A≦5&B≧6
であるため、B<Aとなるためには、取り出した4枚に6または7が含まれていない必要がある。これを、前者の余事象と考えると
(5)
(は実数)とする。
...①
...②
②と①の差をとって
...③
③について、
これを①に代入する。
楕円①と円②が交わるためにはが値をもつ必要がある。したがって、上式でが値をもつためには、
2018年度 関西大学 理系数学第3問
(1)
(2)
とすると、
増減表は、以下の通りである。
0 | |||||||
× | 0 | 0 | × | ||||
× | 極大値 | 極小値 | × |
したがって、
のとき、極大値
のとき、極小値
(3) 曲線の長さ
より
2018年度 関西大学 理系数学第2問
(2)複素数平面
ここで、 ,
である。
ド・モアブルの定理より
これが実数となる、つまり虚部が0であるとき
ここで、(1)より
したがって、である。
これを先程の等式に代入すると、
のとき、。より、を満たさない。
のとき、。このとき、を満たす。
したがって、である最小の自然数は24である。
次にの桁数について考える。
であり、桁の自然数とすると
両辺に10を底とする対数をとって
したがって、、つまりは15桁の整数である。
(3)
偏角について、
ここで、であることを考慮して
よりである整数を考えると
したがって、であるから120個の複素数値を取り得る。
次に、
最小の偏角はであるから、
より、
したがって、整数を20で割ったときの余りが16であることが、最小の偏角がとなるための必要十分条件である。