2018年度 関西大学 理系数学第2問
(2)複素数平面
ここで、 ,
である。
ド・モアブルの定理より
これが実数となる、つまり虚部が0であるとき
ここで、(1)より
したがって、である。
これを先程の等式に代入すると、
のとき、。より、を満たさない。
のとき、。このとき、を満たす。
したがって、である最小の自然数は24である。
次にの桁数について考える。
であり、桁の自然数とすると
両辺に10を底とする対数をとって
したがって、、つまりは15桁の整数である。
(3)
偏角について、
ここで、であることを考慮して
よりである整数を考えると
したがって、であるから120個の複素数値を取り得る。
次に、
最小の偏角はであるから、
より、
したがって、整数を20で割ったときの余りが16であることが、最小の偏角がとなるための必要十分条件である。